富士登山競走でサブ4するためにはどうすればいいのか?
制限時間と戦いながら完走したランナーにとっては未知の世界と思います。ぼくの初挑戦のタイムは4時間29分31秒でした。制限時間ぎりぎりです。
そこから、練習を重ねて、11年後にようやくサブ4を達成しました。
この記事は、ぼくが富士登山競走でサブ4したときにやったことをまとめてます。
ぼくは走行距離を減らしつつ、タイム向上させることを目標にしています。富士登山競走のサブ4は月間距離250kmで達成しています。
って、思っているサラリーマンに参考になると思います。
サブ4目指すときは歩いてもいいのか?
ぼくは走り続けていません。トレイル区間、登山区間で登りのきついところは歩きました。トップランナーでも全区間走るのは不可能と思います。
「サブ4を狙うならばずっと走り続けなければいけない!」と思う必要はないです。
- ロード区間 : 歩き0%
- トレイル区間 : 歩き40~50%
- 登山区間 : 歩き95%
ロード区間 : 歩き0%
ここは歩きませんでした。ずっと走りっぱなしです。
この先のトレイル区間、登山区間はまともに走れません。なので、ここで走るための体力を使い切るつもりで全力を出しました。
ロード区間の終盤( 10-11km ) は登りがきつくなります。辛くても、ここは頑張って走り切りました。
トレイル区間 : 歩き40~50%
ここは半分くらい歩きました。『走れそうになったら走ろう!』って思ってました。
前のランナーに離されないようにしました。前のランナーが走り出したらついていきます。歩きだしたら、ぼくも歩きます。余裕があったら抜きます。
登山区間 : 歩き95%
ここはほとんど歩きました。走れたのは、山小屋手前の平らなところとゴール手前200mだけでした。
むりに走らなくていいですが、立ち止まらないほうがいいです。きつくても歩みを止めないようにしました。
どんな服装で走ればいいのか?
僕はマラソンと同じ服装で走りました。タイムをねらうためになるべく軽量化しました。
- 帽子 : かぶる
- 上半身 : Tシャツ + インナー
- 下半身 : ショートパンツ + ショートタイツ
- ポーチ : フリップベルト
帽子 : かぶる
帽子は、日差し対策、雨対策になります。特別な理由がない限りかぶったほうがいいです。
上半身 : Tシャツ + インナー
僕はTシャツ + インナーで走りました。
TシャツはチームTシャツです。特にこだわりませんでした。
インナーはファイントラックを使用しました。
下半身 : ショートパンツ + ショートタイツ
僕はショートパンツ+ショートタイツを使用しました。こちらもマラソン用と同じ装備です。
ポーチ : フリップベルト
ポーチの代わりにフリップベルトを使用しました。腰にフィットするので、走るのにじゃまにならなかったです。スマホも持ちました。
サブ4したときの練習内容
- 1kmの坂道インターバル
- ジョギングは10~30km
- トレイルや登山の練習はしていない
- 試走もやってない
1kmの坂道インターバルをメインの練習にしました。
1kmの坂道インターバル
- 内容 : 傾斜8%の坂道( ロードのみ )で登りダッシュ、下りジョグの往復
- 距離 : 1km
- 本数 : 5本
- タイム : 4:30 ~ 5:00
- 頻度 : 2週間に1回
かなりきついです。が、サブ4のためには適度な負荷でした。
ジョギングは10~30km
坂道ダッシュ以外は、10~30km のジョギングをやってました。普段は10km くらいを走っていました。週末の時間の取れるときに、20kmや30km ジョギングをしました。
登山の練習はしていない
登山の練習は、時間の都合上まったくしませんでした。それでもサブ4したときは、過去最速タイムでした。1km坂道インターバルの効果が高かったと思います。
サブ4達成のために登山の練習は必須!というわけではないです。
試走もやっていない
コースの試走もやりませんでした。僕は過去4回富士登山競走を走っています。それが試走になっていたかもしれません。
初挑戦でサブ4ねらうなら1回は試走をやったほうがいいと思います。
ランシューかトレランシューズか?
僕はランシューで走りました。ロード区間をしっかり走るためです。
トレイル区間、登山区間の渋滞をさけるために、ロードでなるべく前に行く必要があります。
トレイル区間、登山区間はトレランシューズのほうがいいかもしれません。が、ずっと登りでそんなに走れるわけではないです。ランシューでも特に問題はありませんでした。
何を持っていくか?
持っていくものは少なくしました。軽量化してタイムを少しでもよくするためです。
- エネルギージェル
- 現金
- スマホ
これらのものはすべてフリップベルトに収納しました。
その他、気をつけたこと
- 馬返しまでになるべく前に行く
- 1時間50分以内に5合目通過する
- 登山道は止まらない
馬返しまでになるべく前に行く
渋滞をさけるために、馬返し( 11km地点 ) までになるべく前に行くようにしました。後ろにいればいるほど、トレイル区間以降で渋滞に巻き込まれます。巻き込まれた分だけタイムロスします。
1時間50分以内に5合目を通過する
サブ4するために、5合目を1時間50分以内の通過を目指していました。過去の経験から1時間50分切れれば、サブ4は余裕と思います。
登山道は止まらない
きつくても登山道は止まらないようにしました。休みぐせをつけないためです。登りのきついところが終わっても、息を整えながらゆっくり歩き続けました。