今回金沢マラソン2018で初めて5時間のペースランナーをさせてもらった。
今回の経験をもとに、今後5時間のペースランナーをやる人が知っておきたいことをまとめてみた。
- ペース配分は6:40 /km を基準に
- 事前の走行計画は綿密に
- エイドの給水給食は確実に
ペース配分は6:40 / km を基準に
フルマラソンで5時間を切るためには、7:07/km でずっと走り続ける必要がある。
でも、大会では7:07/km ペースより早く走る必要がある。その理由として、
- スタート時間までのロス
- エイドのロス
があるから。
これを考慮すると、7:07/km で走っても5時間は切れない。
今回の金沢マラソンの場合
スタート地点はGブロックの後方から。スタート地点通過まで9分30秒かかった。
給水エイドは16ヶ所。うち給食エイドは6ヶ所。給水では15秒、給食では60秒のロス。なので、合計で
15秒×10 + 60秒×6 = 510秒 = 8分30秒
スタート時間までのロスとエイドのロスを合計すると、18分のロスがある。5時間のペースランナーは、実質4時間43分で走らなければならない。4時間43分でフルマラソンを走るためには、6:42/km ~ 6:43/km のペースで走る必要がある。
つまり、6:40/km が基準となる。
事前の走行計画は綿密に
事前の走行計画を綿密にしなければならない理由は、ランナーからの質問に答えるため。
今回の金沢マラソンでは、
「どのくらいのペースで走る予定なのか?」
ということを一番聞かれた。
この質問をするランナーの気持ちはよく分かる。私も去年サブ3目標で走っているとき、ペースランナーはどのペースで走っているのか気になった。ペースが速くなったり遅くなったりすると、「ペースランナーはどういう計画で走っているのか?本当にこのペースランナーについていっていいのか?」と思い不安になったものだ。
だから、ペースランナーは計画通り走ることも大事だが、ランナーからの質問に答えられるようにしておかなければならない。
この質問に答えられなかったら、ランナーが不安になる。ペースランナーの信頼性が失われる。これは絶対に避けなければならない。
事前の走行計画は綿密に打ち合わせしておいて、ペースランナー全員がどのくらいのペースで走る予定なのか把握しておかなければならないだろう。
エイドの給水給食は確実に
ペースランナーといえども、ランナーであることに間違いない。AIが走っているわけではない。走っていれば、喉も乾くし、お腹も減る。
ペースランナーは自己ベストよりも遅いペースで走っていると思うが、エイドの給水給食は確実にしなければならない。
遅いペースだからってなめていると、脱水症状になったりハンガーノックになったりして、ペースが急激にダウンする。早いペースだろうと遅いペースだろうとここはあまり関係ないと思う。
特に、5時間のペースランナーは、5時間という長い時間を走ることになる。5時間も給水給食しないで走ることは非常に危険。
ついつい周りのランナーばかり気にしがちだが、自分のエイドの給水給食もしっかりしておくべき。
まとめ
5時間ペースランナーをやる人が知っておきたいことの記事をまとめてみた。
- ペース配分は6:40 /km を基準に
- 事前の走行計画は綿密に
- エイドの給水給食は確実に
おわり
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